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愛蔵版 銀河英雄伝説外伝I - 田中 芳樹 [Book]

愛蔵版銀河英雄伝説外伝Iです。
本殿はV巻で終了し、今回は外伝です。
従来は外伝は発表順に収録されていましたが、今回は時系列に並び替えられています。

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収録されている話は
ダゴン星域会戦記、螺旋迷宮、白銀の谷、黄金の翼、朝の夢・夜の歌、千億の星・千億の光
の6話です。
ダゴン星域会戦記
 銀河帝国と自由惑星同盟が戦争を始めて間もない頃の戦いです。
 本伝の自由惑星同盟軍内で時々、話題になっていた戦い
 自由惑星同盟は元々、アーレ・ハイネセンをリーダーとして
 銀河帝国の領地から50年掛けて脱出した旧帝国の人々が
 作った国家で、同盟は当然帝国の事を知っていますが、帝国側では
 全くその様な人民がいることは知らず当然、国家を作っていることも
 知らなかったので、帝国軍と言っても領地を警備したり、反乱勢力を
 押さえる程度の戦力程度しか持っていないし、軍人もその程度だったので
 ダゴン星域会戦では、ほぼワンサイドゲームで同盟に一方的に負けます。
 しかし、これ以降はどちらかが勝つという事は無く、どちらかの優勢勝ち
 程度になっています。ラインハルトとヤンが出てくるまでは。
螺旋迷宮
 ヤンが、ダゴン星域会戦の事を調べると共に同盟内の捕虜収容所で
 起きた事件の調査を行いという話
 後に参謀となる、パトリチェフとムライとに知己を得ます。
白銀の谷
 ラインハルトとキルヒアイスが幼年学校を卒業して直後に
 前線基地に配属された時の話。
 姉のアンネローゼを逆恨みしたペーネミュンデ公爵夫人が
 手を回して、ラインハルトの暗殺を謀りますが
 これを撃退
黄金の翼
 同盟の第5次イゼルローン要塞攻略戦の話
 この頃、ラインハルトは少佐(16歳)で駆逐艦エルムラントIIの艦長です。
 昇進は異常に早い
朝の夢、夜の歌
 憲兵隊に配属された、ラインハルトとキルヒアイスが幼年学校で
 とある殺人事件を調査し解決する話
千億の星、千億の光
 同盟には帝国からの亡命者とその子孫で構成される、陸戦部隊”ローゼンリッター(薔薇の騎士)”
 という組織があります。その隊長はシェーンコップですが、前隊長であった
 リューネブルクが帝国に逆亡命し、帝国軍少将のラインハルトと共に
 惑星ヴァンフリート4-2で共同作成を命じられ、いざこざが起き
 キルヒアイスがシェーンコップと渡り合い(お互いに名前は知らない)
 ついには、近くの星域で会戦が始まります。

ラインハルトは幼年学校の卒業時は皇帝の一言により
少尉となります。通常は准尉。
それ以降は、配属先の上官が皇帝の寵姫の弟であるので不興を被りたくないので
少々の手柄を大袈裟に取り上げて、昇進の上自分の部署から出すという口実を
付けるので昇進が早いです。
もちろん、艦隊に配属されてからの武功は非常に大きいものがあります。
本伝第1巻前までの話が大半です。
それまでの、ラインハルトとキルヒアイスの活躍の話が大半となります。

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愛蔵版 銀河英雄伝説外伝 1

愛蔵版 銀河英雄伝説外伝 1

  • 作者: 田中 芳樹
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2023/03/20
  • メディア: 単行本



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