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愛蔵版 銀河英雄伝説外伝II - 田中 芳樹 [Book]

愛蔵版 銀河英雄伝説 外伝II です。
これが最終刊です。

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収められている話は、「星を砕く者」、「汚名」、
ユリアンのイゼルローン日記
外伝に収められている話は、ユリアンのイゼルローン日記を除いて
全て本編の前の話です。
「星を砕く者」 
  本編の約1年前の話です。
  アニメの石黒版ではこの中に収められている話は数話程、
  本編に組み入れられています。
  蜘蛛の巣、軍規をただす、クロプシュトック事件、間奏曲、
  女優退場等がそうです。
  軍規をただす、間奏曲はミッターマイヤー、ロイエンタールがラインハルト麾下に
  入る切っ掛けとなった話です。
  クロプシュトック事件はアニメでは門閥貴族連合軍とラインハルトが対決する
  切っ掛けとして組み入れられています。
  惑星レグニッツァは本編での同盟軍が帝国領内に進行しラインハルト麾下の艦隊に
  追い詰められての最終決戦場であるアムリッツァ星域で、最終的にヤンが
  撤退する時に「いつかのお返し」という台詞があるのですが、
  そのお返しの切っ掛けとなった
  ラインハルトが採った戦法が出てきます。
「汚名」
  銀河英雄伝説で帝国側の話で唯一、ラインハルトが出てこず(最後に顔見せ程度)
  親友である、ジークフリート・キルヒアイスが話の中心となる話です。
  休暇をもらったキルヒアイスはラインハルトの勧めで単独で
  有る惑星を訪れます。そこで地元の刑事に頼まれて捜査の協力を
  する羽目になります。
  そこでサイオキシン麻薬に係わる事件に巻き込まれるという話です。
  サイオキシン麻薬というのはこの世界では、最強最悪の麻薬で現代で言えば
  LSDの様な合成麻薬で、この麻薬については撲滅のために同盟と帝国が
  手を組むという程の問題になっているものです。
  
「ユリアンのイゼルローン日記’」
  タイトルのように、外伝唯一の本編開始以降の話で察するように、
  ヤン達がイゼルローン要塞を占領中の話です。

人それぞれ好みがあると思いますが、個人的にはユリアンのイゼルローン日記が一番食指が動きません。(ハッキリ言ってつまらない)
この話だけは一度さらっと読んで終わりです。
あくまでも自分個人の感想なので、他の人とは異なると思います。
とにもかくにも、昨年から刊行された、「愛蔵版 銀河英雄伝説」も
とうとうラストを迎えてしまいました。
始めて刊行されてから、40周年の記念として発売されました。
これまでにも、文庫本から始まり版を変え、出版社を変えて刊行されて
いますが、これほど長く支持されて居る本も少ないと思います。
これを機会に、読む人が増える事が有れば良いなと思います。

 銀河の歴史がまた1ページ

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愛蔵版 銀河英雄伝説外伝 2

愛蔵版 銀河英雄伝説外伝 2

  • 作者: 田中 芳樹
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2023/05/31
  • メディア: 単行本



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