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人は変われる - 野村 克也 [Book]

故野村監督の3回忌でプレジデント社から出版されました。
部分的な記事がWebに載っていたため、その内容に興味を持ち
購入しました。

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ただ、一般の書店用ではなくセブン-イレブンでの販売用として
出版されたようです。
先日、たまたまセブン-イレブンの近くを通る事が有り
それを思い出し、寄ってみて購入しました。
現役時代は自分は小さい頃でしかもパ・リーグだったので
確か、オールスター戦の時しか見た事が無かったように思います。
それも、殆ど記憶がありません。
記憶としては、やはりヤクルトスワローズの監督時代です。
それ以来、ID野球とか野村再生工場とか言われ
名監督の一人としてあげる事が言えると思います。
やはり、TVなどでのインタビュー等では窺い知れない
様な事が色々と書いてあります。
読むと、当然ですがスポーツ関係だけでは無く
社会でも指導的立場にある人や教育関係者は是非読むべき
と言うような内容です。
現在、教育関係などでは言われている様な事に対しての
アンチテーゼ的な内容があります。
例えば、「叱ってこそ人は育つ」と言う事ですね。
最近は主流のようによく言われている事ですが、褒めて伸ばすと言う事が
有りますが、ここではそれでは人の伸びには限界があると言う事です。
褒めるだけでは無く、叱るという事が無ければ人は絶対に成長しない。
但し、「叱る」と「怒る」は違い大抵は叱るのでは無く怒っている
とあります。
そして、叱ると言う事はその人に気付きを与える事である
と書いてあります。
これを読むと成る程と納得出来ます。
よく、WebSiteに教育評論家みたいな人が記事を書いてあったり
TVでよく出て言いますが、殆どがエセ評論家が多いと感じており
野村監督のこの事の方が余程説得力があります。
また、組織はリーダーの力量以上には伸びないと書いてあります。
これなんかも、自分の部署のメンバーの力が無いとか部署のパフォーマンスが
悪いと感じている管理者等は耳が痛いのでは無いでしょうか?
この部分を読んで、ふと思い出したのが20年程前でしょうか?
久米宏さんのニュースステーションに憲政の父と言われた
尾崎行雄のお孫さんという方が何回か出演されていて
その中で、「国民は自分達のレベル以上の政府を持つ事が出来ない」
と言う事を語っておられました。
当時、女性でかなりお年を召した方だったので現在は多分鬼籍に入られていると思います。
逆説的にこれはほぼ同じ事を言っているように感じました。
政府にしろ県或いは市町村の政治が悪いという事は
自分達自身のレベルがそれなりでその程度しか無いと言う事だと思います。
政治家は市民が選挙で選んでいる訳ですが
その市民の程度が低レベルだと低レベルの政治家しか立候補しないし
選ばれる政治家も低レベルと言う事ですね。
SNS等炎上騒ぎとかクレーマーとか本当に今、日本人のレベルが
劣化していると思います。
そうならないように、自分だけでもと思い毎日品位のある
言動、行動に注意を払っています。
その他にも、よく言われていた事ですが、監督のぼやきとか
監督時代にいた選手のこととか、やはり裏話的な事が
書いてあり、そういうことだったのかと
改めて、知る事がありました。
これを読むと自分の応援するチームの監督もやって欲しかったと
思います。


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